Zoho CRMとは

Zoho CRMはインドのZoho社が提供するクラウド型CRM(顧客管理システム)です。世界150カ国以上に導入されており、日本ではゾーホージャパンが日本語サポートを提供しています。3名まで永続無料で使えるため、小規模チームの最初のCRMとして選ばれることが多いツールです。

※ 価格は2026年8月2日に公式サイトで確認した情報です。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

Zoho CRMの主な特徴
  • 3名まで永続無料・有料プランはHubSpotと同水準(年間契約で月1,760円〜)
  • カスタマイズ性が高い(フィールド・ビュー・ワークフローを柔軟に設定)
  • 日本法人あり・電話・チャット・メールの日本語サポート充実
  • Leads(Web/SNS/広告経由の見込み客)を自動で取り込む連携機能が豊富
  • AIによる売上予測・ワークフロー自動化が有料プランで使える

登録・初期設定

1Zoho CRMに登録する(5分)

crm.zoho.com にアクセス →「無料で始める」→ メールアドレスまたはGoogleアカウントで登録します。

💡 2026年8月確認:登録するとすぐにホーム画面が表示され、「Hello(ユーザー名)」という挨拶と「Set up your CRM」というチェックリスト(チームを招待/デリールパイプライン設定/メール接続/既存データの移行/連携)が出てきます。これらはすべて任意で、今すぐやらなくても後から設定できます。まずは「Skip」を押して先に進んでも問題ありません。
2画面の構成を把握する

左メニューは「Sales」「Activities」「Inventory」「Support」「Integrations」などのグループに分かれています。CRMの基本操作でよく使うのは主に「Sales」グループです。

2026年8月確認:Salesグループの中身
  • Leads(見込み客)/Contacts(連絡先)/Accounts(取引先企業)
  • Deals(商談)/Forecasts(売上予測)
  • Documents/Campaigns
💡 Accountsについて:旧バージョンにはなかった「取引先企業」単位の管理項目です。個人の顧客だけでなく、法人を1つの単位としてまとめて管理したい場合に使います。個人事業主同士の取引が中心なら、最初は使わなくても問題ありません。

リード(見込み客)を登録する

Zoho CRMでは「まだ取引が始まっていない見込み客」をリードとして管理します。商談が始まったタイミングでコンタクト(連絡先)に変換します。

3リードを登録する

左メニュー「Leads」を開くと、まだ1件も登録がない状態では「How do you bring in Leads?」という案内画面が表示されます。ここで「Create Lead」ボタンを押すと1件ずつ手入力、「Import Leads」を押すとCSVで一括登録ができます。

💡 2026年8月確認:この画面には手入力・CSVインポートのほかに、Webフォーム・Googleサービス・Facebook広告・LinkedIn広告・TikTok広告など、外部のリード獲得経路と直接連携する選択肢も表示されます。すでにWeb広告等でリードを集めている場合は、これらの連携から始めると入力の手間を減らせます。
💡 リードとコンタクトの違い:リードは見込み客の段階、コンタクトは取引が始まった顧客です。Zoho CRMはリードからコンタクト・商談への変換を行う機能があります。

顧客(連絡先)を管理する

4連絡先(コンタクト)を登録・管理する

左メニュー「Contacts」→ 同様に「Create Contact」または「Import Contacts」から登録します。氏名・所属会社・役職・メール・電話番号を入力して保存すると、その顧客とのメール送受信履歴・電話記録・商談状況が一覧で確認できるようになります。

💡 既存のExcel顧客リストはCSVで一括インポート可能

「Contacts」または「Leads」画面の「Import」ボタンからCSVファイルをアップロードし、列のマッピング(どの列がどのフィールドか)を設定するだけで一括移行できます。事前にCSVの列名を整理しておくとスムーズです。

商談(Deal)を管理する

5商談を作成してパイプラインで管理する

左メニュー「Deals」を開くと、リードと同様にまだ記録がない状態では「How do you monitor your sales?」という案内画面が表示されます。「Create Deal」で1件ずつ作成するか、「Import Deals」でCSVから一括登録します。

💡 2026年8月確認:この画面には「Define your sales cycle – Configure Stages」(商談のステージを定義する)、「Track your sales pipeline – Create Dashboard」(パイプラインを可視化するダッシュボードを作る)という設定への入り口もあります。商談を作り始める前に、自社の営業フローに合わせてステージ名を決めておくと後が楽です。
パイプラインビューの使い方
  • 商談一覧をカンバン形式で表示できます
  • ステージごとに商談カードが並び、ドラッグ&ドロップでステージを更新できます
  • 各ステージの合計金額が自動で表示されるため売上予測に使えます

メール送信・活動記録

6顧客にメールを送信する

連絡先画面の「メールを送信」ボタン → 件名・本文を入力して送信します。送信したメールはその顧客の活動履歴に自動で記録されます。GmailやOutlookと連携すると既存のメールボックスからも送受信できます。

💡 Gmail連携を設定すると、Gmail上でやり取りしたメールが自動的にZoho CRMの該当顧客に紐付けられます。メールの転記作業が不要になります。

実際に登録してわかったこと

💬 2026年8月2日に実際に登録して確認したこと

登録について:メールアドレスまたはGoogleアカウントで登録すると、すぐにホーム画面が使える状態になりました。以前の記事にあった「会社名・チーム規模・業種を設定」という入力ステップは見当たらず、必要な設定はホーム画面のチェックリストから任意で進める形に変わっていました。

メニュー構成について:Leads・Contacts・Accounts・Deals等が「Sales」というグループにまとめられており、以前より項目数が増えている印象でした。特に「Accounts」(取引先企業)は旧記事になかった項目で、法人単位の管理をしたい場合に有用そうです。

LeadsとDealsの初期画面について:記録が1件もない状態では、いきなり空の一覧が表示されるのではなく、「どうやってリードを集めますか?」「どうやって営業を管理しますか?」という案内画面が出る設計になっていました。特にDealsの画面では、商談を作る前に「ステージ設計」への導線が用意されており、いきなり適当に作り始めるより先にステージを考えさせる作りだと感じました。なお、日々の運用を数週間続けた場合の使用感(週の作業時間の目安など)は今回未確認のため、継続して使用した後にあらためて追記する予定です。

よくあるつまずきポイント

⚠️ つまずき①:リードとコンタクトの使い分けがわからない

「リード」は見込み客(まだ取引前)、「コンタクト」は取引が始まった顧客です。最初はリードに全員入力して、商談が動き始めたタイミングでコンタクトに変換する運用が最もシンプルです。

⚠️ つまずき②:Set up your CRMのチェックリストを全部やろうとして止まった

ホーム画面の「Set up your CRM」は、チーム招待・メール連携・データ移行・外部連携など複数の項目がありますが、すべて必須ではありません。まずは「Skip」して、リード・商談の登録から始める方がスムーズです。

⚠️ つまずき③:無料プランで4人目を招待しようとしてエラーになった

無料プランは3名までです。4人目を追加するには有料プラン(年間契約で月1,760円〜)への移行が必要です。チームの人数を確認してからプランを選んでください。

⚠️ つまずき④:ワークフロー自動化が無料プランでは使えなかった

「特定の条件でメールを自動送信」「ステージが変わったら担当者に通知」などのワークフロー自動化は有料プランのみの機能です。無料プランで自動化を試そうとして詰まるケースが多いです。

HubSpotとの違い

比較項目Zoho CRMHubSpot
無料プランのユーザー数3名まで無制限
有料プラン最安(年払い)¥1,760/月〜¥1,800/月〜
カスタマイズ性◎ 高い○ 普通
初心者向けUI○ 慣れが必要◎ 直感的
日本語サポート◎ 電話・チャット○ チャット・メール
AI・自動化機能◎ 有料で充実△ 限定的

🗓 価格確認日:2026年8月2日(Zoho公式で確認・すべて税抜)。

4名以上で無料を使い続けたいならHubSpot、3名以下で始める・有料前提でコスパ・カスタマイズ性重視ならZoho CRMが向いています。

無料プランの範囲

機能無料プランスタンダード(月1,760円〜・年払い)
ユーザー数3名まで無制限
リード・連絡先管理
商談管理
メール送信制限あり(250/日/組織)✔ 拡張
ワークフロー自動化✗ 不可
AI売上予測✗ 不可

操作を自動化する

リード登録・商談通知といった日々の操作は、手作業だけでなくmake.comとの連携で自動化することもできます。Zoho CRMにはmake.com公式のVerifiedモジュールが用意されており、OAuth等の面倒な手動設定なしにログイン・許可だけで接続できます。

make.comで自動化できる例
  • Webフォームの回答を「Upsert a Lead」で自動登録(重複防止つき)
  • 商談ステータスが「成約」に変わったらSlackに自動通知
  • 地域・問い合わせ内容によって担当営業へ自動振り分け

具体的なモジュール設定・マッピング例はmake.com × Zoho CRM 自動化ガイドで解説しています。手作業でのリード登録に慣れてきたら、ぜひ自動化も検討してみてください。

よくある質問

QZoho CRMは無料で使えますか?
はい、3名まで永続無料で使えます。リード管理・連絡先管理・商談管理・基本レポートが無料プランで利用できます。4名以上になると有料プラン(年間契約で月1,760円〜)が必要です。
Q日本語に対応していますか?
はい、管理画面・ヘルプドキュメント・サポートともに日本語対応しています。日本法人(ゾーホージャパン)が運営しており、電話・チャットでの日本語サポートも充実しています。
QHubSpotとどちらがいいですか?
HubSpotは無料プランでユーザー数無制限・使いやすさが強みです。Zoho CRMは無料プランが3名まで、有料プランはHubSpotと同水準の価格でカスタマイズ性が高いです。3名以下ならまずZoho CRM、4名以上を無料で使い続けたいならHubSpotが向いています。
QExcelの顧客リストを移行できますか?
はい、CSVファイルのインポート機能で既存の顧客リストを一括移行できます。「Leads」または「Deals」画面の「Import」ボタンから、列のマッピングを設定してインポートできます。
Q初期設定はどのくらいかかりますか?
登録自体は5分程度で完了します。ホーム画面に表示される「Set up your CRM」のチェックリスト(チーム招待・デリールパイプライン設定・メール接続等)は、必要なものだけ選んで進める形で、すべて必須ではありません。

まとめ

Zoho CRMは「3名以下で始める、または有料プランでコスパよく本格的なCRMを使いたい」中小企業に向いています。登録はメールアドレスまたはGoogleアカウントで5分程度、ホーム画面の初期設定はスキップして、まずLeads・Dealsの登録から始めるのがスムーズです。慣れてきたらmake.comとの連携で、リード登録や通知の自動化にも挑戦してみてください。

Zoho CRMはこんな方におすすめ
3名以内の小規模チーム無料プランで顧客・商談管理が揃う
有料CRMのコスパを重視同価格帯でHubSpotより多機能
カスタマイズが必要フィールド・ワークフローを柔軟に設定できる
日本語サポートが必要日本法人あり・電話サポートも対応
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  • 3名まで永続無料で使える
  • 有料プランは月1,760円〜(年払い)
  • 日本法人あり・電話サポート対応
  • カスタマイズ性が高く自社業務に合わせられる
月額 ¥0〜(3名まで)/ ¥1,760〜(4名以上・年払い)
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