結論:どちらを選ぶべきか

結論から言います。

編集部の結論
個人事業主・フリーランス → freeeがおすすめ
法人・従業員10名以上 → マネーフォワード クラウドがおすすめ
どちらか迷っている → freeeの無料プランから始めるのが無難

ただし事業の状況によって例外もあります。この記事では料金・機能・使いやすさを項目ごとに丁寧に比較しながら、あなたの状況に合った選び方を解説します。

freee・マネーフォワードの基本情報

freee会計とは

2013年に提供開始された会計ソフトです。「誰でも使える会計ソフト」をコンセプトに掲げており、簿記の知識がゼロでも使えるシンプルな設計が最大の特徴です。個人事業主・フリーランスからの支持が特に厚く、確定申告のサポートが業界最高水準と評価されています。

2024年時点でのユーザー数は法人・個人合わせて400万事業者を超えており、国内会計ソフト市場でトップクラスのシェアを持ちます。

マネーフォワード クラウド会計とは

個人向け家計簿アプリ「マネーフォワード ME」で知られるマネーフォワードが提供するクラウド会計ソフトです。2013年にサービス開始。銀行・クレジットカードとのデータ連携技術を活かした自動仕訳が強みで、経理担当者がいる法人からの支持が厚い製品です。

給与計算・経費精算・請求書管理など、会計周辺業務も一元管理できる「マネーフォワード クラウド」シリーズとの連携が可能な点も特徴のひとつです。

料金を比較する

freee
¥1,628/月〜
年払い・個人スターター
✓ 無料プランあり
マネーフォワード
¥1,408/月〜
年払い・パーソナルミニ
30日間無料トライアル

個人向けプランの比較

プランfreeeマネーフォワード
無料プラン あり(制限付き) なし
最安プラン(月払い)¥2,178/月¥1,408/月
最安プラン(年払い)¥1,628/月¥1,408/月
確定申告書類の作成 全プラン対応 対応
請求書発行 含む別途オプション

法人向けプランの比較

プランfreeeマネーフォワード
最安プラン(年払い)¥3,278/月¥2,618/月
決算書類の作成
複数事業所管理上位プランのみ 対応
税理士との共有
ユーザー数プランにより異なる無制限(上位プラン)
料金のポイント
  • 年払いにすると月払いより約20%安くなる(どちらも同様)
  • まず無料で試したいならfreeeの無料プランが唯一の選択肢
  • 法人向けはマネーフォワードの方が全体的に安い傾向がある

機能を比較する

freee の得意な機能
  • 日本語で収入・支出を入力できる
  • 確定申告書の自動作成
  • AIによる勘定科目の自動提案
  • スマホアプリからのレシート撮影
  • 開業届・青色申告承認申請のサポート
マネーフォワード の得意な機能
  • 従来型の仕訳形式(簿記経験者向け)
  • 複数事業の同時管理
  • 給与・経費・請求書との連携
  • 対応金融機関数が多い
  • 税理士向け機能が充実

銀行・カード連携

両者ともに国内主要銀行・クレジットカードとの自動連携に対応しています。取引データを自動で取り込み、仕訳を提案してくれる点は同等です。対応金融機関数はマネーフォワードの方がわずかに多い傾向があります。

帳簿・仕訳の入力方式

freee は「どこから入金があった」「何に支払った」という日常言語で入力できる設計です。勘定科目は自動で割り当てられるため、「売掛金」「買掛金」といった専門用語を知らなくても使えます。

マネーフォワード は従来の会計ソフトに近い仕訳形式を採用しています。日商簿記の知識がある経理担当者にとって使いやすく、複雑な処理も正確に行えます。

使いやすさを比較する

freee
初心者向けの使いやすさ★★★★★
確定申告のしやすさ★★★★★
法人向け機能の充実度★★★☆☆
他サービスとの連携★★★★☆
マネーフォワード
初心者向けの使いやすさ★★★☆☆
確定申告のしやすさ★★★★☆
法人向け機能の充実度★★★★★
他サービスとの連携★★★★★

インボイス・電子帳簿保存法対応

2024年以降、インボイス制度と電子帳簿保存法への対応は会計ソフト選びの必須条件になっています。

対応項目freeeマネーフォワード
適格請求書の発行
仕入税額控除の管理
電子帳簿保存法(スキャナ保存)
電子取引データの保存

どちらも完全対応しているため、インボイス対応の観点で選ぶ必要はありません。

サポート体制

サポートfreeeマネーフォワード
チャットサポート
電話サポート上位プランのみ上位プランのみ
メールサポート
ヘルプセンター充実充実
税理士紹介サービス
公認アドバイザー制度

こんな人におすすめ

freee こんな人に
  • 個人事業主・フリーランスで帳簿を始めたばかり
  • 簿記の知識がなくシンプルに使いたい
  • 自分で確定申告を行いたい
  • 従業員が5名以下でシンプルな管理で十分
  • まず無料で試してから決めたい
マネーフォワード こんな人に
  • 法人で従業員が10名以上いる
  • 経理担当者がいて本格的な管理をしたい
  • 顧問税理士と連携して使いたい
  • 給与・経費・請求書も一元管理したい
  • 簿記の知識があり従来型の仕訳に慣れている

乗り換えるときの注意点

すでにどちらかを使っていて乗り換えを検討している場合、以下の点に注意してください。

  • データの移行: 過去の取引データは基本的に移行できません。新しいソフトは新年度から使い始めるのが一般的です。
  • 試算表・決算書: 移行前の期間の書類は旧ソフトで保管しておく必要があります。
  • 税理士への確認: 顧問税理士がいる場合は事前に相談してから変更しましょう。
  • 無料期間を活用: freeeの無料プラン・マネーフォワードの30日トライアルで実際に使ってから判断することをおすすめします。

よくある質問

Qfreeeとマネーフォワードどちらが安いですか?
個人向けプランはマネーフォワードの方が若干安く、¥1,408/月(年払い)から利用できます。freeeは¥1,628/月(年払い)からです。ただしfreeeには無料プランがあるため、まず無料で試したい場合はfreeeが有利です。
Qfreeeは簿記の知識がなくても使えますか?
はい、使えます。freeeは簿記の知識がゼロでも使えるよう設計されており、収入・支出を日本語で入力するだけで自動的に仕訳されます。確定申告もガイドに従うだけで完成します。
Q法人にはどちらがおすすめですか?
従業員10名以上の法人にはマネーフォワード クラウドをおすすめします。給与計算・経費精算・請求書など業務を一元管理できる点が特に評価されています。
Qインボイス制度に対応していますか?
freee・マネーフォワードどちらもインボイス制度・電子帳簿保存法に完全対応しています。適格請求書の発行・保存、仕入税額控除の管理なども対応済みです。

まとめ

freeeとマネーフォワード クラウド会計、どちらも完成度の高い会計ソフトです。最終的な決め手は「誰が使うか」「事業規模」の2点です。

選び方のまとめ
個人・フリーランス freeeの無料プランから始める
法人・10名以上 マネーフォワードの30日トライアルで試す
どちらか迷う freeeの無料プランで試してから判断

どちらも無料で試せます。実際に触ってみると自分に合うかどうかがすぐわかります。

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