良いプロンプトの5つの原則
プロンプトの質でChatGPTの回答は大きく変わります。まず基本原則を押さえてからプロンプトを使うと、より精度の高い出力が得られます。
プロンプトの5原則
- 役割を与える:「あなたはベテランの営業マネージャーです」のように、誰として回答してほしいかを指定する
- 背景・文脈を与える:「〜という状況で」「〜を目的に」という前提を伝える
- 出力形式を指定する:「箇条書きで」「表形式で」「3段落で」など形式を明示する
- 文体・トーンを指定する:「丁寧なビジネス文体で」「カジュアルに」など雰囲気を指定する
- 制約を設ける:「200字以内で」「5個だけ」「結論から先に」など制限をつける
💡 使い方のコツ
下記のプロンプトは【 】の部分を自社の情報に置き換えてコピペするだけで使えます。最初は1〜2箇所だけ変えて試してみて、回答を見ながら少しずつ調整してください。
メール作成・文章系(No.01〜10)
✉️ メール・文章
01初回アポイント依頼メール
初めてコンタクトする見込み顧客へのアポイント依頼メールを作成します。
プロンプト
以下の条件でアポイント依頼のビジネスメールを書いてください。
・送り先:【会社名】【役職】【氏名】様(初めてのコンタクト)
・自己紹介:【自社名】【部署】の【氏名】
・目的:【サービス名】のご紹介と15分のオンライン面談依頼
・文体:丁寧で押しつけがましくない
・件名も含めて出力してください
02商談後のお礼メール
商談後の御礼と次のアクションを明示するメールです。
プロンプト
商談後のお礼メールを作成してください。
・相手:【会社名】【氏名】様
・商談内容:【商談内容を簡潔に】
・次のアクション:【例:来週中に見積書を送付予定】
・文体:丁寧かつ簡潔に
・件名も含めて
03謝罪・お詫びメール
ミスや納期遅延などの謝罪メールを適切な文体で作成します。
プロンプト
お詫びメールを作成してください。
・相手:取引先(【会社名】担当者様)
・状況:【何が起きたか:例 資料の送付が1日遅れてしまった】
・対応:【これからどうするか:例 今すぐ添付して送付する】
・トーン:誠実で丁寧、言い訳をしない
・件名も含めて
04社内進捗報告メール
上司への週次プロジェクト進捗報告メールを簡潔に作成します。
プロンプト
上司への週次進捗報告メールを書いてください。
プロジェクト名:【プロジェクト名】
今週の進捗:【完了したこと】
来週の予定:【やること・日程】
課題・懸念点:【あれば記載】
箇条書きを使って、200字以内で簡潔に
05英文メール作成(和→英)
日本語のメールを自然なビジネス英語に翻訳します。
プロンプト
以下の日本語メールをビジネス英語に翻訳してください。
自然で丁寧な表現を使い、直訳ではなく意訳してください。
件名も英語にしてください。
【翻訳するメール本文をここに貼り付け】
06断りメール・辞退メール
依頼や提案を丁寧に断るメールを作成します。
プロンプト
依頼を丁寧に断るメールを書いてください。
・相手:【会社名または関係性】
・断る内容:【何の依頼か:例 見積もり依頼・出席依頼】
・断る理由:【簡潔に:例 予算の都合・日程の都合】
・トーン:相手への敬意を保ち、今後の関係を壊さない
・件名も含めて
07問い合わせへの初回返信
WebサイトやSNSからの問い合わせへの初回返信メールを作成します。
プロンプト
以下の問い合わせへの返信メールを書いてください。
問い合わせ内容:【問い合わせ文をここに貼り付け】
返信のポイント:
・受け付けたことへのお礼
・担当者が対応する旨と返答の目安(1〜2営業日)
・追加情報が必要な場合は聞く
文体:丁寧・簡潔
件名も含めて
08フォローアップメール(商談後・未返信)
しばらく返信がない相手へのフォローアップメールを作成します。
プロンプト
以前送ったメールへのフォローアップメールを書いてください。
・相手:【氏名・役職】
・前回の連絡内容:【例 見積書を送付した・商談の提案をした】
・前回から経過した日数:【例 1週間】
・トーン:催促感を出さず、さりげなく確認する
・件名も含めて
09採用・面接日程調整メール
応募者への面接日程調整メールを作成します。
プロンプト
求職者への面接日程調整メールを書いてください。
・応募者名:【氏名】様
・応募職種:【職種名】
・面接候補日:【例 5月15日(木)14時・5月16日(金)10時・17時】
・形式:【オンライン(Zoom)/ 対面(場所)】
・担当者名:【氏名・役職】
件名も含めて
10既存文章のトーン変換
書いた文章を別のトーン・文体に変換します。
プロンプト
以下の文章を【丁寧なビジネス文体 / カジュアルな口語体 / 簡潔な箇条書き】に書き直してください。
内容はそのまま変えず、表現と文体のみ変えてください。
【変換したい文章をここに貼り付け】
要約・整理系(No.11〜15)
📋 要約・整理
11会議メモの議事録化
箇条書きのメモから正式な議事録フォーマットに変換します。
プロンプト
以下のメモを議事録に整理してください。
出力形式:
■ 決定事項(箇条書き)
■ 議論内容(要点のみ)
■ アクションアイテム(担当者|期日|内容)
■ 次回会議の確認事項
【会議メモをここに貼り付け】
12長文記事・資料の要約
長いWebページや資料を短くまとめます。
プロンプト
以下の文章を要約してください。
・3つの重要ポイントを箇条書きで
・全体を1文で結論としてまとめる
・200字以内
【要約したい文章をここに貼り付け】
13数字・データの解釈と示唆
表やデータから意味ある示唆と改善提案を引き出します。
プロンプト
以下のデータを分析して、示唆と改善提案を出してください。
・注目すべきトレンドを3点
・その原因として考えられること
・具体的な改善アクションを2〜3個
【データをここに貼り付け】
14複数の意見・フィードバックの整理
アンケートや会議で出た複数の意見をテーマ別に整理します。
プロンプト
以下の複数のフィードバックをテーマ別に整理してください。
・似た意見をグルーピングして、各グループにタイトルをつける
・各グループの件数も明示する
・最も多い意見(TOP3)を最後にまとめる
【フィードバックや意見一覧をここに貼り付け】
15長い文章の校正・添削
書いた文章の誤字・表現の改善・わかりにくい箇所を修正します。
プロンプト
以下の文章を校正・添削してください。
確認ポイント:
① 誤字・脱字
② 読みにくい・わかりにくい表現
③ 丁寧さが足りない・または過剰な部分
修正した文章と、修正した箇所の説明を両方出力してください。
【校正したい文章をここに貼り付け】
企画・アイデア出し系(No.16〜20)
💡 企画・アイデア
16新サービス・新事業のアイデア出し
ターゲットと課題を与えてビジネスアイデアを生成します。
プロンプト
以下の条件でビジネスアイデアを10個出してください。
ターゲット:【例 従業員50名以下の中小企業】
課題:【例 業務効率化・コスト削減】
制約:【例 初期費用100万円以内・IT知識不要で使えるもの】
各アイデアに一行の説明を添えてください
17企画書のアウトライン作成
企画の概要から提案資料のアウトラインを自動作成します。
プロンプト
以下の企画の提案資料アウトラインを作成してください。
企画名:【企画名】
目的・ゴール:【例 業務効率化・コスト20%削減】
対象:【例 社内の経営層へのプレゼン】
スライド枚数:10枚以内
各スライドのタイトルと内容の要点を出してください
18ブレインストーミングの壁打ち
テーマに対して多角的な視点からアイデアや観点を出してもらいます。
プロンプト
あなたはクリエイティブなビジネスコンサルタントです。
以下のテーマについてブレインストーミングをしてください。
テーマ:【例 新規顧客を増やすための施策】
・できるだけ多様な観点から(コスト・SNS・パートナー・口コミなど)
・実現可能性は問わず、まず幅広く出す
・最後に最も有望な3つを選んで理由を添える
19SWOT分析の補助
自社・製品・事業の情報からSWOT分析の各項目を補完してもらいます。
プロンプト
以下の情報をもとにSWOT分析を行い、各項目を3〜5個ずつ出してください。
事業・サービス概要:【概要を記入】
ターゲット:【ターゲット顧客】
強み(わかっているもの):【任意】
市場・競合状況:【任意】
出力形式:
■ Strength(強み)
■ Weakness(弱み)
■ Opportunity(機会)
■ Threat(脅威)
20KPI・目標設定の補助
目標から測定可能なKPIを設定するための補助をします。
プロンプト
以下の目標に対して、SMARTの原則に沿ったKPIを5個提案してください。
目標:【例 来期の新規顧客数を増やす】
事業・部署:【例 中小企業向けSaaSの営業部門】
現状:【例 月10件の新規商談・成約率20%】
各KPIに計測方法と設定理由を一言添えてください
営業・提案系(No.21〜23)
💼 営業・提案
21提案書のエグゼクティブサマリー
詳細な提案書から経営層向けの一枚サマリーを作成します。
プロンプト
以下の提案書から、経営層向けのエグゼクティブサマリーを作成してください。
・課題と提案内容を1文ずつ
・期待効果(数値込み)
・投資対効果
・推奨アクション
全体を400字以内で
【提案書の内容をここに貼り付け】
22競合との差別化ポイント整理
自社と競合の特徴から差別化ポイントを整理します。
プロンプト
以下の情報をもとに、自社と競合の差別化ポイントを整理してください。
自社の特徴:【記入】
競合(【競合名】)の特徴:【記入】
出力形式:表形式で比較し、自社の強みを3点強調してください
最後に「この差別化をどう顧客に伝えるか」も一言添えてください
23よくある反論への回答集作成
商談でよく出る反論に対するスクリプトを作成します。
プロンプト
以下のサービス・商品を販売する際によくある反論と、それへの返答スクリプトを5セット作成してください。
サービス概要:【サービス名・特徴】
価格帯:【例 月額3万円〜】
典型的な顧客:【例 従業員20〜50名の中小企業】
各セットの形式:
反論:「〜〜〜」
返答:(2〜3文で共感→価値提示の構成で)
マーケティング系(No.24〜27)
📣 マーケティング
24SNS投稿文の作成
ブログ記事やプレスリリースからSNS投稿文を作成します。
プロンプト
以下の内容をX(Twitter)投稿文に書き換えてください。
・140文字以内
・読みたくなるような冒頭の一文
・絵文字を2〜3個使う
・ハッシュタグを3個付ける
【元となる記事やリリース文をここに貼り付け】
25LP・広告コピーの作成
サービスの特徴からランディングページのキャッチコピーを複数パターン生成します。
プロンプト
以下のサービスのLPメインキャッチコピーを5パターン作成してください。
サービス概要:【サービス名・特徴】
ターゲット:【ターゲット顧客・課題】
訴求ポイント:【例 無料・今日から使える・簡単】
各パターンに一行の解説を添えてください
26ブログ記事タイトルのABテスト案
1つのテーマからクリックされやすいタイトルを複数パターン生成します。
プロンプト
以下のブログ記事のSEOタイトルを8パターン作成してください。
テーマ:【記事テーマ】
ターゲット:【想定読者】
・数字を含むタイトル(例:○選)を3本
・疑問形タイトルを2本
・ベネフィット訴求タイトルを3本
キーワード「【メインキーワード】」を含めてください
27ペルソナの作成
サービス・商品のターゲット顧客ペルソナを作成します。
プロンプト
以下のサービスの典型的なターゲット顧客のペルソナを2パターン作成してください。
サービス概要:【サービス名・内容】
各ペルソナに含める項目:
・年齢・役職・会社規模
・抱えている課題・悩み
・情報収集の方法(SNS・検索など)
・購買決定の基準
・このサービスに期待すること
社内業務・管理系(No.28〜30)
🏢 社内業務・管理
28業務マニュアルの作成
担当業務の手順を整理してマニュアル形式に変換します。
プロンプト
以下の業務手順をマニュアル形式に整理してください。
業務名:【例 新規顧客への見積書作成・送付手順】
対象者:【例 入社1年未満のメンバー】
手順の概要:【箇条書きで大まかな流れを記入】
出力形式:
① ステップ番号付きの手順
② 各ステップのポイント・注意点
③ よくあるミスと対処法
29採用面接の質問リスト作成
職種と採用要件に合わせた面接質問リストを作成します。
プロンプト
以下の採用要件に合わせた面接質問リストを作成してください。
職種:【例 中小企業向けSaaS営業】
重視するスキル・特性:【例 主体性・論理的思考・顧客折衝力】
質問数:15問
カテゴリ別に出力:
■ 経験・スキル確認(5問)
■ 思考・価値観確認(5問)
■ 意欲・志望動機確認(3問)
■ 状況対応力確認(2問)
301on1・フィードバック面談の準備
部下やメンバーへの1on1・評価面談で使える質問と伝え方を準備します。
プロンプト
以下の状況に合わせた1on1面談のアジェンダと質問リストを作成してください。
対象メンバーの状況:【例 入社6ヶ月・目標達成率80%・自発的な発言が少ない】
面談の目的:【例 課題の原因把握・モチベーション向上】
時間:30分
出力形式:
① 面談アジェンダ(時間配分付き)
② 本人の状況を引き出す質問5問
③ フィードバックの伝え方(ポジティブ→改善点の順)
回答をさらに改善する追加指示の例
最初の回答が期待通りでない場合は、以下の追加指示を入れることで精度が上がります。
よく使う追加指示
- 「もっと簡潔に、半分の長さで書き直してください」
- 「もう少し具体的な例を加えてください」
- 「別のパターンをあと3つ出してください」
- 「結論を最初に持ってきてください」
- 「初めてこのサービスを聞く人でもわかる表現にしてください」
- 「もっと強い言葉・訴求力を高めた表現にしてください」
- 「表形式に変換してください」
よくある質問
Qプロンプトをコピペしてそのまま使えますか?
はい、そのままコピペしてご利用いただけます。【 】の部分をご自身の情報に置き換えてから使ってください。
Q無料プランでも使えますか?
はい、すべてのプロンプトはChatGPT無料プランで使えます。ただし無料プランは1日の使用回数に上限があります。頻繁に使う場合はChatGPT Plusを検討してください。
Q期待通りの回答が得られない場合はどうすればいいですか?
「もっと簡潔に」「例を追加して」「別のパターンで3つ出して」など追加指示を入れることで改善できます。一度で完璧な回答を求めるより、会話を続けて調整する方が結果的に速いです。
Q社内の機密情報をプロンプトに入力しても大丈夫ですか?
ChatGPTの無料プランはデフォルトでチャット履歴が学習に使われる設定になっています。機密情報を入力する場合は、設定でメモリ・学習を無効にするか、企業向けのChatGPT Enterprise(学習データに使われない)を使うことをおすすめします。