結論
先に結論を言います。「まず試したい・副業ならBASE、本格的にEC事業を育てるならShopify」という使い分けが基本です。月商5〜10万円前後が損益分岐点の目安になります。
※ 価格は記事確認時点の情報です。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
コスト比較
| 比較項目 | Shopify(ベーシック) | BASE(スタンダード) |
|---|---|---|
| 月額費用 | ¥3,290/月 | ¥0 |
| 販売手数料 | 0% | 3% |
| 決済手数料 | 2%(Shopifyペイメント) | 3.6%+¥40/件 |
| 月商10万円のコスト | 約¥5,290(月額+決済2,000) | 約¥6,600(手数料6.6%) |
| 月商30万円のコスト | 約¥9,290 | 約¥19,800 |
| 初期費用 | ¥0 | ¥0 |
| 無料トライアル | 3日間 | 永続無料(売上手数料型) |
BASEは「売上が発生するたびに手数料がかかる」仕組みで、月商が増えるほどコストが増えます。Shopifyは「月額固定+低い決済手数料」の仕組みで、月商が増えても手数料の増え方が緩やかです。
機能比較
| 機能 | Shopify | BASE |
|---|---|---|
| 初期設定の簡単さ | △ やや複雑 | ◎ 30分で完成 |
| デザインの自由度 | ◎ 高い | △ テンプレート限定 |
| SEO機能 | ◎ 充実 | △ 基本のみ |
| アプリ連携数 | 8,000以上 | 数十 |
| 在庫管理 | ◎ 詳細管理 | ○ 基本機能 |
| 越境EC(海外販売) | ◎ 対応 | ✗ 非対応 |
| 定期購入・サブスク | ✔(アプリで対応) | △ 限定的 |
| 日本語サポート | ○ | ◎ 充実 |
損益分岐点の計算
月商によってどちらが安いかが変わります。具体的に計算してみます。
| 月商 | BASEのコスト(6.6%) | Shopifyのコスト(月額+決済2%) | 有利 |
|---|---|---|---|
| 3万円 | 約¥1,980 | 約¥3,890 | BASE |
| 5万円 | 約¥3,300 | 約¥4,290 | BASE(拮抗) |
| 10万円 | 約¥6,600 | 約¥5,290 | Shopify |
| 30万円 | 約¥19,800 | 約¥9,290 | Shopify |
| 100万円 | 約¥66,000 | 約¥23,290 | Shopify |
月商5万円を超えたあたりから損益分岐点に近づきます。月商10万円を超えるとShopifyの方が明らかに安くなります。「売上が伸びてきた」と感じたタイミングが乗り換えの検討時期です。
実際に使ってみた感想
BASE:登録からショップ公開まで本当に30分程度で完成しました。商品登録・決済設定・デザインカスタマイズがすべてブラウザ上でシンプルに完結します。初めてネットショップを作る方にとって最もストレスが少ない選択肢です。ただし月商が増えると手数料の負担が大きくなるため、「売上が出てきたらShopifyに移ろう」と最初から計画している方も多いです。
Shopify:管理画面は英語ベースですが日本語化対応が進んでおり、基本操作は問題ありません。アプリの豊富さが際立っており、定期購入・予約販売・在庫アラートなど、BASEでは対応できない機能をアプリで追加できます。初期設定には1〜2日かかりましたが、一度完成すれば日常の運用は非常にスムーズです。
よくある誤解・注意点
月額費用は0円ですが、売上が発生するたびに「決済手数料3.6%+40円」と「サービス利用料3%」がかかります。月商10万円の場合、合計で約6,600円の手数料が発生します。「売上がある=コストがかかる」という理解が正確です。
月商が少ない間はBASEの方が安いですが、月商10万円を超えるとShopifyの方が安くなります。「月額がかかる=高い」ではなく、月商規模に応じてどちらが安いかを計算することが重要です。
Shopifyは基本機能に加えて有料アプリを入れるとコストが積み上がることがあります。最初は無料アプリを中心に構成して、必要に応じて有料アプリを追加していく進め方がおすすめです。
BASEからShopifyへの乗り換え
月商が増えてShopifyへの移行を検討する場合の手順を整理します。
- Step 1:Shopifyの3日間無料トライアルで並行して環境を構築する
- Step 2:BASEの商品データをCSVエクスポートしてShopifyにインポートする
- Step 3:決済・デザイン・ドメイン設定を完了させる
- Step 4:新規注文をShopifyで受け始めて、BASEは段階的に終了する
年末年始・繁忙期は避けて、閑散期に移行するのがおすすめです。顧客への告知(ドメインが変わる場合)も忘れずに行ってください。
よくある質問
まとめ
ShopifyとBASEはどちらが優れているというより、月商規模と事業ステージで使い分けるツールです。まず無料のBASEで始めて、月商が増えてきたらShopifyへ移行するという流れが最もリスクが少なく現実的です。