結論:マネーフォワードで確定申告できる?
結論から言います。マネーフォワード クラウドで確定申告(青色申告65万円控除)は可能です。個人向けのパーソナルミニプラン以上で、確定申告書の作成・電子申告まで対応しています。
※ 価格・プラン内容は2026年7月31日に公式サイトで確認した情報です。最新情報はマネーフォワード公式サイトでご確認ください。
必要なプランと費用
※ 価格は2026年7月31日に公式サイトで確認した情報です。最新情報はマネーフォワード公式サイトでご確認ください。
| プラン名 | 年払い | 年間合計 | 月払い | 確定申告 | 消費税申告 |
|---|---|---|---|---|---|
| パーソナルミニ | 900円/月 | 10,800円 | 1,280円/月 | ✔ | ✗ |
| パーソナル | 1,280円/月 | 15,360円 | 1,680円/月 | ✔ | ✔ |
| パーソナルプラス | 2,980円/月 | 35,760円 | (年払いのみ) | ✔ | ✔ |
🗓 価格確認日:2026年7月31日(公式サイトの料金ページで確認・すべて税抜)。変更の可能性があるため最新は公式でご確認ください。
どのプランを選べばいいか(3秒で判断)
表の「消費税申告」の欄が、実質的にプラン選びの分岐点になります。
インボイス(適格請求書発行事業者)の登録をしている=課税事業者なので、消費税の申告が必要です。パーソナルミニは消費税申告に対応していないため、パーソナルプラン以上を選んでください。
ここを間違えると、記帳をひととおり終えて確定申告書を作る段階になってから「消費税の申告書が作れない」と気づくことになります。年間で約4,500円の差なので、迷ったら最初からパーソナルにしておくほうが安全です。
- インボイス未登録・売上1,000万円以下 → パーソナルミニ(年払い月900円)で十分
- インボイス登録済み・課税事業者 → パーソナル(年払い月1,280円)以上が必須
- 税理士に相談しながら進めたい → パーソナルプラス(年払い月2,980円)
消費税の課税事業者でなければ、パーソナルミニ(年払い月900円)が最安です。トライアル中に表示される契約内容の初期値は「パーソナルプラン」になっていたので、パーソナルミニで十分な方はプラン選択時に自分で変更する必要があります。
個人向け2ヶ月70%OFFキャンペーン
公式サイトで確認したところ、個人事業主向けにも期間限定の割引キャンペーンが実施されていました。法人向けキャンペーン(10月31日までの固定期限)とは条件が異なる点に注意してください。
| プラン | 通常の月額料金 | キャンペーン適用時 |
|---|---|---|
| パーソナルミニ | 1,280円/月 | 380円/月(2ヶ月間) |
| パーソナル | 1,680円/月 | 500円/月(2ヶ月間) |
※ 月額プランを、新規事業者作成の翌日23:59までに登録した場合が対象です。年払いプランとは別条件のため、申込前に画面の適用条件を確認してください。途中でプランを変更すると正規料金に戻ります。
法人向けキャンペーンは「10月31日まで」という固定日でしたが、個人向けのこちらは「アカウントを作った翌日23:59まで」という個人ごとに変わる期限です。トライアル登録したその日のうちに、月払いで安く始めるか判断する必要があります。
キャンペーンの判断は登録後でも間に合います。1ヶ月の無料トライアルはクレジットカード登録なしで始められ、期間終了後に自動課金されることもありません。この記事の手順に沿って、実際の画面を見ながら読み進めるのが一番わかりやすいです。
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事前準備:青色申告の手続き
青色申告承認申請書の提出
青色申告65万円控除を受けるには、税務署に「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。
| ケース | 提出期限 |
|---|---|
| その年から青色申告したい(新規開業) | 開業日から2ヶ月以内 |
| 来年から青色申告に切り替えたい | 今年の12月31日まで |
提出期限を過ぎた場合、その年は白色申告になります。マネーフォワードの申告ツール上でも青色申告承認申請書を作成・印刷できますが、税務署への提出自体は別途必要です。
初期設定の手順
マネーフォワード クラウドの公式サイトから「無料で試す」に進むと、事業者作成の画面が表示されます。ここで入力するのは以下の3項目だけです。
- 事業者区分:「個人・個人事業主」を選択(法人と誤って選ばないよう注意)
- 確定申告の内容:「事業所得がある(予定も含む)」を選択(雑所得や控除のみの方は右側を選択)
- お名前
事業者作成後、「1ヶ月無料トライアルで利用する」か「有料プランに登録する」かを選ぶ画面が出ます。まずはトライアルで様子を見たい場合は「無料トライアルで利用する」を選択してください。
入力するのは事業者区分・確定申告の内容・お名前の3項目だけで、クレジットカードの入力は一切ありません。この先の銀行連携や帳簿付けは、アカウントがある状態で読むほうが圧倒的に理解しやすくなります。
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左メニュー「データ連携」→「新規登録」→ 検索窓に銀行名・カード名を入力するか、カテゴリ(銀行/カード/電子マネー・プリペイド/サービス連携/通販/ビジネス)から探して連携します。
- 銀行:132社(三菱UFJ・三井住友・楽天銀行・ゆうちょ・住信SBIネット銀行等)
- 労働金庫:13社/信用金庫:252社/信用組合:64社
- JAバンク:522社/JFマリンバンク:13社
日常の帳簿付け
銀行口座を連携すると取引データが自動で取り込まれます。あとは勘定科目を確認・修正するだけです。左メニューには「自動で仕訳」「手動で仕訳」というクイック登録ボタンと、一覧確認用の「取引管理」(旧称:取引)があります。
左メニュー「取引管理」→ 自動取込された取引の勘定科目を確認して登録します。科目が違う場合は修正してから登録します。週1〜月1回まとめて処理する習慣が続けやすいです。
- 売上入金 → 売上高
- PCや周辺機器(10万円未満)→ 消耗品費
- 電車・バス代 → 旅費交通費
- 書籍・セミナー → 研修費または新聞図書費
- スマホ・ネット代(事業按分)→ 通信費
「各種設定」内の仕訳ルール設定から、よく使う取引先と勘定科目の組み合わせを登録しておくと、次回から同じ取引が自動仕訳されます。
現金払いの手動入力
銀行・カードに反映されない現金取引は「手動で仕訳」から入力します。日付・金額・勘定科目・摘要を入力して登録します。スマホアプリからレシートを撮影して記録することもできます。
レポートで収支を確認する
- 損益レポート:「レポート」→ 月別の売上・経費・利益の推移を確認
- 残高確認:「レポート」→ 連携口座の残高をリアルタイム確認
- 推移レポート:月ごとの収支の変化を可視化して経費の異常を検知
確定申告書の作成・電子申告
1年分の帳簿が完成したら確定申告書を作成します。ここが今回、以前の記事から最も変わっていた部分です。
左メニュー「決算・申告」(旧称:確定申告)から進むと、記帳画面(accounting.moneyforward.com)とは別の「クラウド確定申告」専用サービスに移動します。URLも変わるため、初めての方は戸惑うかもしれませんが、同じマネーフォワードのアカウントで引き続き操作できます。
申告ツールに移動すると、最初に「どのような申告を行いますか?」という画面が表示されます。
- 事業所得や不動産所得を申告:決算書を作成して青色申告、または白色申告を行う方
- 雑所得や控除のみ申告:事業所得がなく、雑所得の申告や医療費控除・ふるさと納税の控除のみを行う方
申告の種類を選んだ後は、ガイドに沿って基本情報・所得控除等を入力します。帳簿データが自動集計されるため、収支の再計算は不要です。
- 基本情報(氏名・住所・マイナンバー等)
- 収支の確認:年間の売上・経費が自動集計されているので確認のみ
- 所得控除:社会保険料・生命保険・医療費・配偶者控除等を入力
- 青色申告特別控除(65万円):電子申告で自動適用
申告書の入力が完了すると、e-Tax提出の画面に進みます。マイナンバーカード方式またはID・パスワード方式を選んで提出します。
- マイナンバーカード方式:マイナンバーカード+ICカードリーダーまたはスマホNFC対応
- ID・パスワード方式:税務署でID・パスワードを事前発行してもらう。マイナンバーカード不要
実際に登録してわかったこと
初期登録について:以前は屋号・業種・課税区分など多くの項目を最初に入力する想定で記事が書かれていましたが、実際には事業者区分・確定申告の内容・お名前の3項目だけで登録が完了しました。入力の手間はかなり減っています。
銀行連携について:「データ連携」画面には主要行だけでなく信用金庫252社・信用組合64社まで細かく分類されており、地方の金融機関を使っている方でも見つけやすい印象でした。
確定申告書の作成について:記帳用の画面とは別の申告専用サービスに移動する構成に変わっていました。最初に「事業所得を申告」か「雑所得・控除のみ」かを選ぶ画面があるため、副業で雑所得のみの方にも分かりやすい設計になっています。なお、日々の記帳を数ヶ月続けた場合の使用感(週の作業時間の目安など)は今回未確認のため、継続して使用した後にあらためて追記する予定です。
よくあるつまずきポイント
新規事業者作成の画面で「事業者区分」を法人にしてしまうと、個人事業主向けの確定申告機能が使えません。副業や個人事業で確定申告する方は必ず「個人・個人事業主」を選んでください。
パーソナルミニは消費税申告に対応していません。インボイス登録をしている課税事業者がこのプランで進めると、確定申告書を作る最終段階で消費税の申告ができないことに気づきます。登録時にパーソナル以上を選んでおいてください。
事業用とプライベートの銀行口座・カードが混在していると、仕訳の際に「これは事業費か生活費か」の判断が増えて手間がかかります。可能であれば事業専用口座を開設してから連携することをおすすめします。
個人向けの2ヶ月70%OFFキャンペーンは「事業者作成の翌日23:59まで」という短い期限です。まず無料トライアルで試すか、最初から割引価格で有料登録するか、登録直後に判断しておくと後悔しにくいです。
年末に取引の入力漏れが見つかると修正に時間がかかります。月次で未処理の取引を処理する習慣をつけておくと、確定申告シーズンに慌てずに済みます。
マネーフォワード vs freee:どちらが向いているか
確定申告のしやすさという点では、質問形式のガイドがあるfreeeの方が初心者向けという評価が一般的です。ただしマネーフォワードは銀行連携の精度と、価格差が縮まったことで料金面の優位性も維持しています。
| 比較項目 | マネーフォワード | freee |
|---|---|---|
| 個人向け最安(年払い) | 900円/月〜 | 980円/月〜 |
| 確定申告ガイド | ○ 対応 | ◎ 質問形式でわかりやすい |
| 銀行連携の精度 | ○ 高精度 | ○ 良好 |
| 無料お試し | 1ヶ月・クレカ不要 | 30日間・クレカ不要 |
🗓 価格確認日:2026年7月31日(マネーフォワード公式・freee公式で確認)。
- すでにマネーフォワードMEなど家計簿アプリを使っている:同じアカウント体系で銀行連携の勝手がわかる
- 取引件数が多く、自動仕訳の精度を重視する:銀行連携の対応金融機関数と取込精度に定評がある
- とにかく費用を抑えたい:年払いなら月900円でfreeeより安い
逆に、簿記の知識がまったくなく「質問に答えるだけで申告書ができる」形を求めるならfreeeのほうが合います。料金・機能・使いやすさまで含めた詳しい比較はfreee vs マネーフォワード クラウド会計を徹底比較、個人事業主に絞った比較はfreee vs マネーフォワード 個人事業主向け比較で解説しています。
よくある質問
まとめ
マネーフォワード クラウドで確定申告するために必要な手順を整理します。2026年7月時点では、初期登録の入力項目が簡略化され、銀行連携は「データ連携」メニューから、確定申告書の作成は「決算・申告」経由で別サービスに移動する構成になっています。年末に慌てないよう、月次で未処理の取引を処理する習慣をつけることが最大のコツです。
会計ソフトは実際に触ってみないと自分に合うか判断できません。マネーフォワード クラウド確定申告は1ヶ月無料・クレジットカード登録なし・自動課金なしで試せるので、この記事の手順どおりに初期設定まで進めて感触を確かめてみてください。
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