結論:どちらを選ぶべきか
一言で言うと、「確定申告を初めてやる」「簿記がわからない」という方にはfreeeが向いています。料金はマネーフォワードの方がわずかに安いですが、2026年8月時点の差は月80円程度まで縮まっており、以前ほど料金で選ぶ理由は大きくありません。複数の銀行口座・カードを日常的に連携したい方は、マネーフォワードの自動仕訳の精度も検討材料になります。
※ 価格は2026年8月14日に公式サイトで確認した情報です。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
マネーフォワード クラウドには「クラウド確定申告」(個人事業主向け・月900円〜)と「クラウド会計」(法人向け・月2,480円〜)があり、別サービスとして提供されています。
個人事業主・フリーランスの方が法人向けから申し込むとプランが合わないため、必ず「クラウド確定申告」の側から申し込んでください。この記事で紹介しているのは個人事業主向けのクラウド確定申告です。
会計ソフトは実際に触ってみないと自分に合うか判断できません。freeeは30日間、マネーフォワードは1ヶ月の無料トライアルがあり、どちらもクレジットカード登録は不要・期間終了後の自動課金もありません。まず気になる方を触ってみて、合わなければもう一方を試すのが確実です。
※ クレジットカード不要/自動課金なし/個人事業主向けサービスです
料金比較
| 項目 | freee | マネーフォワード |
|---|---|---|
| 対象サービス名 | freee会計(個人事業主向け) | マネーフォワード クラウド確定申告 |
| 個人向け最安(年払い) | 980円/月 | 900円/月 |
| 最安プラン・年間合計 | 11,760円 | 10,800円 |
| 個人向け最安(月払い) | 1,780円/月 | 1,280円/月 |
| 確定申告対応 | スターター以上 | パーソナルミニ以上 |
| 消費税申告 | スタンダード以上(1,980円/月〜) | パーソナル以上(1,280円/月〜) |
| 無料お試し | 30日間・クレカ不要 | 1ヶ月・クレカ不要 |
| お試し終了後の自動課金 | なし | なし |
🗓 価格確認日:2026年8月14日(freee公式・マネーフォワード公式で確認・すべて税抜)。変更の可能性があるため最新は公式でご確認ください。
インボイス(適格請求書発行事業者)の登録をしている=課税事業者なので、消費税の申告が必要です。freeeのスターター・マネーフォワードのパーソナルミニはどちらも消費税申告に対応していません。freeeはスタンダード(1,980円/月〜)、マネーフォワードはパーソナル(1,280円/月〜)以上を選んでください。
この条件で比べると、価格差は月80円から月700円程度に広がります。課税事業者の方は、この前提で比較してください。
以前は freee が月60件まで、マネーフォワードが月4件までの取引を無料で記録できましたが、現在はどちらも廃止されています。今は一定期間の無料トライアルのみで、期間終了後に継続するには有料プランの契約が必要です。まずはどちらもトライアルで操作感を確認するのがおすすめです。
ここまで見てきたとおり、最安プラン同士の差は月80円程度です。この金額差で悩む時間より、実際に画面を触って判断したほうが早いというのが正直なところです。トライアル期間内に初期設定と銀行連携まで進めれば、自分に合うかはほぼ判断できます。
※ クレジットカード不要/自動課金なし
確定申告のしやすさ
freeeの確定申告
freeeの最大の強みは「確定申告ナビ」です。「結婚していますか?」「副業の収入はありますか?」といった質問に答えるだけで申告書が自動作成されます。簿記の知識がゼロでも、freeeに沿って操作するだけで電子申告まで完結できる設計です。青色申告65万円控除にも対応しています。
マネーフォワードの確定申告
マネーフォワード クラウド確定申告も、個人向けの全プラン(パーソナルミニ以上)で確定申告書の作成・電子申告に対応しています。銀行連携・自動仕訳の精度が高く、日頃から帳簿をつけていれば申告書は自動集計されます。公式サイトの案内を見る限り、「日常の帳簿管理」に強みがある設計です。
- freee:質問形式で申告書を作れる設計。簿記ゼロでも迷いにくい
- マネーフォワード:日常の帳簿管理を自動化しやすいが、申告書作成はfreeeよりやや操作に慣れが必要という声がある
機能比較表
| 比較項目 | freee | マネーフォワード |
|---|---|---|
| 確定申告のガイド | ◎ 質問形式で作成 | ○ 対応・自動集計 |
| 銀行連携数 | 2,500以上 | 2,600以上 |
| 請求書作成 | ✔ | ✔ |
| インボイス対応 | 上位プランで対応 | 上位プランで対応 |
| スマホアプリ | ✔ | ✔ |
| 個人向け最安(年払い) | 980円/月〜 | 900円/月〜 |
| 無料お試し期間 | 30日間 | 1ヶ月 |
第三の選択肢:やよいの青色申告 オンライン
freeeとマネーフォワードの2択で語られがちですが、個人事業主向けには老舗・弥生の「やよいの青色申告 オンライン」という選択肢もあります。
弥生は30年以上の実績があり、税理士との連携実績が豊富です。顧問税理士がすでに弥生を使っている場合はデータ共有がスムーズなので、有力な候補になります。
プランは無料体験版のほか、セルフプラン・ベーシックプラン・トータルプランが用意されています。ベーシック以上では電話・メールでのサポートが受けられるため、オンラインのヘルプだけでは不安という方にも向いています。白色申告のみでよければ「やよいの白色申告 オンライン」という選択肢もあります。
※ 料金・プラン内容は変更される場合があるため、申込前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
やよいの青色申告 オンラインを見る →選ぶ際に確認しておきたいこと
freeeについて:公式サイトや利用ガイドを見る限り、「確定申告ナビ」は質問に答える形式で進むよう設計されており、簿記知識がなくても迷いにくい導線になっています。初めて確定申告をする方向けに作られている印象です。
マネーフォワードについて:銀行・カード連携数が多く、自動仕訳の精度に関する評価は高い一方、確定申告書の作成画面についてはfreeeと比べて「やや複雑」という声が利用者レビューで見られます。日常の帳簿管理を重視する設計と考えられます。
選び方について:価格差が縮まった今、料金よりも「確定申告のガイドをどこまで重視するか」「銀行口座の連携数」で選ぶ方が失敗しにくいでしょう。ただし課税事業者の方は必要なプランが変わるため、比較の前提が変わる点に注意してください。どちらも無料トライアルがあるため、実際に触ってから判断することをおすすめします。
よく指摘される注意点
freeeの自動仕訳は便利ですが、利用者のレビューでは初期設定時に勘定科目がずれるケースが報告されています。一度正しい科目に修正して「この取引先はこの科目」とルール登録すると、以降は自動で正しく仕訳されるようになります。
マネーフォワードには「クラウド会計(法人向け)」と「クラウド確定申告(個人向け)」があります。名前が似ているうえ、検索すると法人向けのページが上位に出てくることもあるため、個人事業主・フリーランスは必ず「クラウド確定申告」を選んでください。
freeeのスターター、マネーフォワードのパーソナルミニは、どちらも消費税の申告に対応していません。インボイス登録をして課税事業者になっている方が最安プランで進めると、申告の最終段階で消費税の申告書が作れないことに気づきます。
よくある質問
まとめ・どちらを試すべきか
freeeとマネーフォワードは、価格差が縮まったことで以前よりさらに「機能で選ぶ」意味が大きくなりました。初めて確定申告をする個人事業主・フリーランスには、質問形式で迷わず進められるfreeeがおすすめです。複数の銀行口座・カードを連携して日常の帳簿を自動化したい方は、マネーフォワードも有力な選択肢です。
どちらも無料トライアルがあります。まず1つ試して合わなければ乗り換えればいいので、迷いすぎずに始めることをおすすめします。
- 個人向け最安:月900円〜(年払い)
- 銀行連携2,600以上・自動仕訳の精度が高い
- 1ヶ月無料トライアル・クレカ不要