freeeで青色申告できる?結論
結論から言います。freeeで青色申告65万円控除を受けることは可能です。ただし2つの条件があります。
※ 価格は記事確認時点の情報です。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
この2つを満たしていれば、freeeで複式簿記の帳簿をつけ、65万円の青色申告特別控除を受けた確定申告書を作成・e-Tax提出できます。
事前準備:申告前に必ず確認すること
① 開業届の提出
個人事業主として事業を始めた場合、開業日から1ヶ月以内に所轄の税務署に開業届を提出する必要があります。freeeには「開業届の作成」機能があり、freee上で作成してe-Tax提出またはプリントして税務署に持参できます。
② 青色申告承認申請書の提出(重要)
青色申告をするには、税務署に「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。提出期限が重要です。
| ケース | 提出期限 |
|---|---|
| その年から青色申告したい(新規開業) | 開業日から2ヶ月以内 |
| 来年から青色申告に切り替えたい | 今年の12月31日まで |
| 開業した年の3月15日以前に開業 | その年の3月15日まで |
青色申告承認申請書の提出期限を過ぎた場合、その年は白色申告になります。翌年分からの青色申告を目指して今年中に提出しましょう。freeeで作成・e-Tax提出が可能です。
必要なプランと費用
| プラン | 年払い(月換算) | 月払い | 青色申告 | 消費税申告 |
|---|---|---|---|---|
| スターター | ¥980/月 | ¥1,780/月 | ✔ | ✗ |
| スタンダード | ¥1,980/月 | ¥2,980/月 | ✔ | ✔ |
🗓 価格確認日:2026年8月4日(freee公式サイトの実際の登録・プラン選択画面で確認。表示価格は税抜)。freeeに恒久的な無料プランはありません。変更の可能性があるため最新は公式でご確認ください。
2026年8月時点でfreee会計に恒久的な無料プランはなく、最も安いスタータープラン(年払いで980円/月〜)以上への加入が必要です。無料プランでは確定申告書の作成・e-Tax提出はできません。
freeeは30日間の無料トライアル(クレジットカード登録不要、自動課金なし)に対応しています。青色申告の設定画面や日々の帳簿付けの操作感を確認した上で、確定申告シーズン(1〜3月)に合わせて有料プランへ加入するのがおすすめです。トライアルの条件は変更される場合があるため、公式サイトで最新情報をご確認ください。
freeeの初期設定(STEP 1〜3)
freeeの公式サイトから個人事業主として登録 → メールアドレスで登録 → 確定申告の要否や売上規模など事業状況に関する質問(質問数はアカウント作成時期により変動する場合があります)に回答 → 初期設定画面で以下を入力します。
- 屋号(事業者名)・業種・事業所の住所
- 課税区分:免税事業者(売上1,000万円以下は通常こちら)または課税事業者
- 会計期間:1月〜12月(暦年)が基本
- 申告種類:青色申告(65万円控除)を選択
左メニュー「マスタ・口座」→「口座」→ 右上の「登録」から銀行名・カード会社を検索して認証 → 取引データが自動取込されます。口座の一覧画面では「同期失敗」「未登録明細あり」「残高ずれあり」の3つの状態がひと目で確認できます。
- 銀行口座:ゆうちょ・メガバンク・地銀・ネット銀行など2,500以上
- クレジットカード:主要カード会社ほぼ全て
- PayPay・楽天Payなど電子マネー(一部対応)
「その他設定」→「開始残高の設定」→「今期から事業を始めた方」「前期末の決算書(貸借対照表)をお持ちの方」「他社の会計ソフトから乗り換えの方」の3パターンから選んで設定します。今期から事業を始めた方は、現金残高の入力だけで最低限の設定が完了します。
日常の帳簿付け(STEP 4〜5)
青色申告65万円控除を受けるには複式簿記での記帳が必要ですが、freeeが自動で複式記帳してくれるため簿記の知識は不要です。
左メニュー「取引入力」→「自動で経理」→ 同期された口座・カードの明細から取引を選び、AIが提案する勘定科目を確認して登録します。手動で入力したい場合は「収入・支出形式」「連続取引登録」「振替伝票」からも登録可能です。
- 売上入金 → 売上高
- 仕事用PC・機器 → 消耗品費または工具器具備品
- 交通費 → 旅費交通費
- 書籍・セミナー → 研修費または新聞図書費
- 通信費(スマホ・ネット) → 通信費
- freeeなどSaaSツール → 通信費または諸会費
「取引入力」→「自動で経理」画面右上の「自動登録ルールの設定」→ 条件(取引先名・金額など)と勘定科目を設定 → 次回から同じ条件の取引が自動で仕訳されます。
銀行・カードに反映されない現金払いは手動入力が必要ですが、freeeのスマホアプリでレシートを撮影すると自動でOCR読み取りして取引登録できます。電子帳簿保存法に対応した保存も可能なので、紙の領収書管理が不要になります。
確定申告書の作成・e-Tax提出(STEP 6〜7)
左メニュー「確定申告」→「所得税申告」→「所得税申告書類の作成」→ ガイドに従って入力すると、1年分の取引データが自動集計されて申告書が完成する仕組みです。
- 基本情報:氏名・住所・マイナンバー等を入力
- 収支内訳:freeeが自動集計(確認のみ)
- 各種控除:社会保険料・生命保険・医療費控除等を入力
- 青色申告特別控除:65万円が自動で適用される
freeeの確定申告画面から「e-Taxで提出する」機能を使って電子提出する流れになります(マイナンバーカードまたはID・パスワード方式で認証)。
- マイナンバーカード方式:カード+ICカードリーダーまたはスマホNFC対応が必要。最も確実。
- ID・パスワード方式:税務署でID・パスワードを発行してもらう。マイナンバーカード不要。
65万円控除を受けるための3つの条件
| 条件 | 内容 | freeeでの対応 |
|---|---|---|
| ① 青色申告承認申請書の提出 | 税務署への事前提出が必要 | freeeで作成・e-Tax提出可能 |
| ② 複式簿記での記帳 | 単式簿記では55万円控除 | freeeが自動で複式記帳 |
| ③ e-Tax提出または電子帳簿保存 | 紙提出だと55万円控除 | freeeからe-Tax直接提出可能 |
freeeを使えば②③は自動で満たせます。①の青色申告承認申請書だけ自分で提出する必要があります。
実際に確認した範囲・今後の追記予定
個人事業主アカウントでの登録・初期設定画面、料金プラン画面、口座・開始残高の設定画面、取引入力(自動で経理)のメニュー構成、確定申告メニューの入り口までを実際に画面上で確認しました。
ただし対象年度の確定申告はまだ受付開始前(税制改正対応のメンテナンス中)だったため、実際の申告書作成の入力フローやe-Tax提出画面は今回確認できていません。
日常の帳簿付けを重ねた上での使用感(自動仕訳の精度や実際の作業時間の感覚など)は、今後追記予定です。
よくあるつまずきポイント
初期は勘定科目の自動推測が外れるケースがあります。一度正しい科目に修正して「この取引先はこの科目」とルール登録すると、以降は自動で正しく仕訳されます。初期のうちに正しく設定しておくことが大切です。
freeeで頑張って帳簿をつけても、承認申請書を提出していないとその年は白色申告になります。freeeを始めると同時に申請書の提出状況を確認してください。
1つの口座でプライベートと事業用の支出が混在していると、仕訳が複雑になります。「事業主貸」「事業主借」という勘定科目を使って区別できますが、なるべく早い段階で口座を分けることをおすすめします。
よくある質問
まとめ
freeeで青色申告65万円控除を受けるために必要なことを整理します。一番重要なのは青色申告承認申請書の提出期限を守ることです。それさえクリアすれば、freeeが帳簿付けから申告書作成・e-Tax提出まで全部サポートしてくれます。
- 簿記ゼロでもe-Taxまで完結
- 30日間の無料トライアルあり(自動課金なし)
- 確定申告ナビで質問に答えるだけ
- 青色申告承認申請書の作成も対応