今すぐやるべきこと
2026年分の確定申告(提出は2027年)は、まだ半年以上先です。ですが、今のタイミングでやっておくべきことが3つあります。
申告直前になって慌てないための最大のポイントは、「記帳と書類収集を後回しにしないこと」です。以下、順番に見ていきます。
※ 価格は2026年8月4日時点の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。
事前準備チェックリスト
① 青色申告承認申請書の提出状況を確認する
青色申告をするには、税務署に「青色申告承認申請書」を提出している必要があります。提出期限は状況によって異なります。
| ケース | 提出期限 |
|---|---|
| 今年から新規開業して青色申告したい | 開業日から2ヶ月以内 |
| 来年(2027年分)から青色申告に切り替えたい | 2026年12月31日まで |
| 既に青色申告を続けている | 再提出は不要 |
青色申告承認申請書を出していない場合、2026年分は白色申告になり、65万円(または55万円)の特別控除は受けられません。切り替えを検討している方は、年内の提出期限を必ず確認してください。
② インボイス(適格請求書)の登録状況を確認する
取引先から適格請求書の発行を求められている場合、インボイス発行事業者としての登録が必要です。登録すると消費税の課税事業者になるため、確定申告時に消費税申告も必要になります。未登録・登録済みのどちらであっても、現状を一度整理しておくと申告時に迷いません。
③ 各種控除証明書を保管する仕組みを作っておく
生命保険料控除証明書、地震保険料控除証明書、ふるさと納税の受領証明書(またはワンストップ特例の通知)などは、年末にかけて順次届きます。届いたその場で専用フォルダやクリアファイルにまとめておくと、申告直前に慌てて探す事態を避けられます。
e-Tax提出にマイナンバーカード方式を使う予定の方は、カード自体の有効期限(10年)と、電子証明書の有効期限(5年)を確認しておきましょう。期限切れのまま申告シーズンを迎えると、更新手続きに時間がかかり間に合わなくなる可能性があります。
確定申告までの逆算スケジュール
9月から確定申告締切(例年3月中旬ごろ)までを逆算した、一般的な準備スケジュールの目安です。実際の日付は年によって前後するため、目安として参考にしてください。
上記は一般的な目安のスケジュールです。実際の受付開始日・提出期限は年によって変動するため、申告シーズンが近づいたら国税庁の公式発表を必ず確認してください。
マネーフォワードの料金プラン
個人事業主向けの確定申告には、マネーフォワード クラウド確定申告のパーソナルミニプラン以上が必要です。
| プラン | 年払い(月換算) | 月払い | 確定申告書作成 |
|---|---|---|---|
| パーソナルミニ | ¥900/月 | ¥1,280/月 | ✔ |
| パーソナル | ¥1,280/月 | ¥1,680/月 | ✔ |
🗓 価格確認日:2026年8月4日(マネーフォワード公式サイトで確認。パーソナルミニの価格は既存記事freee-vs-mf-kojinの確認値とも一致)。パーソナルプランは消費税申告(インボイス対応)にも対応しています。年払いは途中解約の返金がないため、まず無料トライアルで操作感を確認することをおすすめします。表示価格は税抜です。
料金プランは年度によって変わる可能性があります。実際に契約するタイミング(1〜3月ごろ)で、あらためて公式サイトの最新価格を確認してください。
青色申告と白色申告のおさらい
「そもそも青色申告と白色申告の違いがよくわからない」という方向けに、基本を整理しておきます。
| 項目 | 青色申告 | 白色申告 |
|---|---|---|
| 事前申請 | 必要(承認申請書の提出) | 不要 |
| 記帳方式 | 複式簿記(65万円控除の場合) | 簡易簿記でOK |
| 特別控除 | 最大65万円 | なし |
| 赤字の繰越 | 3年間繰越可能 | 不可 |
| 家族への給与 | 青色事業専従者給与として経費計上可 | 限定的な控除のみ |
- 継続的に事業を行う予定なら、税制上のメリットが大きい青色申告がおすすめ
- 複式簿記が不安でも、マネーフォワードやfreeeなどのクラウド会計ソフトを使えば自動化できる
- まずは今年中に承認申請書を提出することが青色申告の第一歩
日常の記帳を今のうちに整えておく
確定申告で一番大変なのは「申告書の作成」そのものより、「1年分の取引をまとめて処理すること」です。銀行口座・クレジットカードとの連携、日々の仕訳の詳しい操作手順は、マネーフォワード 確定申告 やり方ガイドで解説しています。ここでは要点だけ挙げます。
- 事業用の銀行口座・クレジットカードをマネーフォワードに連携する
- 月1回は「未処理の取引」を確認し、放置しない
- 自動仕訳ルールを設定して、月次処理の手間を減らしておく
- 事業用とプライベートの支出が混在している場合は、早めに口座を分けておく
- 経費にできるもの・できないものの区分に迷いがあれば、この時期に一度整理しておく
経費にできるか迷いやすい支出の例
経費計上の可否は個々の事情によって変わりますが、迷いやすい代表例を挙げます。最終的な判断は税理士や税務署への確認をおすすめします。
- 自宅兼事務所の家賃・光熱費 → 事業で使用する割合を按分して計上するのが一般的
- スマートフォン・ネット回線費用 → プライベートと共用の場合は按分が必要
- 取引先との会食費用 → 事業に関連する接待交際費として計上できる場合がある
- 資格取得・セミナー参加費用 → 事業に直接関連するものであれば経費計上できる場合がある
確定申告書の作成・e-Tax提出(申告シーズンに追記予定)
2026年分の確定申告書作成画面は、本記事の執筆時点(2026年8月)ではまだ開設されていません。65万円の青色申告特別控除を受けるにはe-Tax提出が必須である点など、変わらない基本ルールは青色申告の基本ガイドで解説しています。実際の入力画面・e-Tax提出の流れは、2027年1〜3月の申告シーズンに確認でき次第、この章に追記します。
個人事業主から法人化を考えている方へ
売上が伸びてきて法人化(法人成り)を検討している方は、確定申告を機に一度シミュレーションしておくのがおすすめです。マネーフォワードは個人向け(クラウド確定申告)と法人向け(クラウド会計)の両方に対応しており、法人化後も同じサービス内で移行しやすい点がメリットです。
- 課税所得が一定水準を超え、法人税率の方が有利になってきた場合
- 取引先から法人であることを求められる機会が増えてきた場合
- 消費税のインボイス登録に伴い、事業規模の見直しをしたい場合
このまま個人事業主を続ける方へ
当面は個人事業主として続ける予定の方は、青色申告65万円控除をしっかり受けられる体制を整えておくことが最優先です。freeeとマネーフォワード、どちらが自分に合うか迷っている場合は比較記事もあわせてご覧ください。
よくある質問
まとめ
2026年分の確定申告に向けて今やるべきことは、青色申告承認申請書の提出状況を確認すること、日常の記帳を溜め込まないこと、そして控除証明書を保管する仕組みを作っておくことの3つです。詳しい操作手順は申告シーズンが近づいたら実機確認の上、本記事に追記していきます。